八木宇田アンテナ 用語集
八木宇田アンテナ やぎうだあんてな
八木秀次博士、宇田新太郎博士によって開発されたアンテナ。素子の数により調整できる指向性アンテナである。一般には【八木式アンテナ】という名称で知られている。
形状は、一番前に、導波器(ディレクタ)の素子(エレメント)が何本も横に並べた棒状があり、その後方に輻射器(給電する部品。ラジエータ)が設置され、一番後に、矢印状の反射器(リフレクタ)がある。このアンテナは指向性があり、その方向は受信に関しては、導波器から反射器の方向になる。
八木・宇田アンテナと非常によく似た形の、対数周期アンテナ(ログペリオディックアンテナ。略称ログペリ)や、位相差給電アンテナがあるが、これらは原理が異なる別のアンテナである。
素子数が多い程、受信感度は優れているが、まれに、送信アンテナから十分近いのに、ビル街や地形等により電波障害(マルチパス)が生じている場合がある。こういった場合、素子数の多いアンテナを使用する事もある。素子数が多いアンテナは指向性が鋭いので、マルチパスの影響を受けにくくなるからである。指向性を鋭くするには素子数の多いアンテナを使う以外に、スタックを組む方法もある(電波障害用アンテナ)。
主に放送受信用として利用されている各周波数帯は、FM放送用 (76~90MHz) 、VHFローチャンネル用 (1~3ch) 、VHFハイチャンネル用
(4~12ch) 、VHFマルチチャンネル用(VHF全1~12ch)、UHFローチャンネル用(主に13~28ch)、UHFハイチャンネル用(主に25~62ch)、UHFマルチチャンネル用(UHF全13~62ch)等がある。またVHF・UHF共用のアンテナも存在していたが、地上デジタル放送の移行により、販売中止になった。
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※取り付け方法、部材の詳細等はお答えしておりませんのでご了承願います。